2010年07月06日

横山光輝三国志の読書感想・12巻目『南陽の攻防戦』2

横山三国志のレビュー。と見せかけたただの読書感想文。
希望コミックス版です。

張繍の謀略

まずは曹操の城攻め。
張繍が降伏し宛城を曹操にあけわたすと、
曹操はさっそく城攻めにとりかかった。

女という名の城を。

美しい鄒氏に魅かれ、
「フフフ、こんな城はひともみよ」とばかりに
もみにもんでます。

まったく、曹操は本当にエロいな。
この治世のエロ乱世のエロが。


賈詡「曹操のことでおもしろい話が耳にはいりました」

賈詡が張繍に、曹操は最近夢中で鄒氏をもんでいることを報告。
そんな噂になるほどの熱中ぶりなのか?

賈詡と張繍は、これは曹操が油断をしている証拠だとニヤリ。
我がクレバー担当の賈詡、非常に悪そうな顔をしてます。

しかし曹操は悪来の二つ名を持つ豪傑、典韋が護衛をしているのでまずこれをなんとかしないと、という話になる。
董卓の時の呂布と同様っすね。

そこで胡車児(こしゃじ)の登場。
決起の夜、張繍と胡車児のふたりで典韋を酔いつぶし、典韋が眠っているうちに武器を奪い取った。

そして、反乱。
曹操がいつものように鄒氏をもんでいると、その最中に火の手があがる。
権力者となると安心してもんでもいられないんですね。
たしかに一番のスキ、無防備になる状態だからなぁ。それだけ狙われやすくもなるか。

典韋「ぐおっぐおっ。(ゴホッゴホッ)うん。おおお」

典韋がいかにも中年の加齢臭キツそうなおっさんっぽい大いびきをかいて眠る中、火は燃え上がる。
煙に目が覚めた典韋は事態に気付き、曹操を守るため駆けつけるが、
張繍の兵に全身に矢を浴びせかけられ、ハリネズミのようになって立ったまま絶命する。
…典韋の死。

しかし典韋が命と引き換えに時間をかせいでくれたおかげで、曹操は逃げ出せた。
追撃兵から背中に矢を撃たれながらも命からがら逃げおおせた。
何度も絶体絶命に陥る人ですなぁ。

典韋の死を知って嘆く曹操。
嘆くがいい。思いっきり嘆いて嘆いて、嘆いた後は立ち上がれ。

曹操「女と酒にうつつをぬかし忠義な家来をおおぜいなくしてしまったのか。典韋よおまえの死はムダにはせん。おれはおまえが命をはって守っただけの男になってみせる」

臣下が命をはるってことは主君の曹操にそれだけの価値があるって事。
ところで、董卓追討の時の敗戦もそうだけど、
臣下が命を賭して主君の命を守る姿には感動してしまう。
なんというか、美しいものです。


ところでこの希望コミックス12巻の表紙イラストがかっこいいんすよ。動きがあって。
今回の脱走シーンの絵です。
やはり横山氏は絵が上手いな。


横山光輝三国志の読書感想
■次の感想記事:12巻目『南陽の攻防戦』3へ続く
□最初の感想記事:横山光輝三国志の読書感想・前置き



posted by 珪 at 00:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 横山三国志[1]1〜50
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